2014年01月23日

バリカン~歴史~

2012年09月19日



前回は『バリカン』の名称について
綴りました。
今回は『バリカン』の歴史に
触れていきます。


1874年(明治7年)
日本にフランス製バリカン・両手式トンドル(髪刈器)が持ち込まれる。

1888年(明治21年)
両手式トンドルを参考に、小型化にした“日本式ジャッキ”が発売される。

入手困難となってきた両手式バリカン。
在っても高値だったり…


1890年(明治23年)
国内で内バネ式片手バリカン発売開始。

この辺になると、ご存知の方も多いのでは!?



1919年
米国 ウオール社 の経営者Leo J. Wahl が電磁式バリカンの特許を出願し、電動バリカンの製造・販売を開始し た。

1921年
2月2日に特許が公示されてから米国では1920年代末までには理髪店を中心に普及し、
第二次世界大戦後には世界的に普及した。
また、家庭用の電動バリカンも発売されるようになった。

僕が、この業界に入った頃は電動バリカンが理容業界を引っ張っていた。
思い返すと、この時代の道具はこだわりが強く良い物が多かった。



1965年
ウォール社が吸引式バリカンを開発。

1967年
ウォール社が充電式バリカンを開発した。

日本では1990年代頃から理容室を中心に充電式のバ リカンが普及。

充電式バリカンは、コードレスで その軽さにも驚いた。




現代。

可動刃先端で毛を弾き、
刈り残しの原因になっていた
従来刃の進化版
「X-テーパーブレード」搭載
可動刃の先端形状を革新したブレードで、約40%もの刈り残し低減を実現。

これまでの電動バリカンのモーターだと6000回転/分 程だったのに対し
10,000回転/分できる
「リニアモーター」搭載
カット負荷や電池容量がなくなるまで回転数を一定にキープできる様になった。

リニアバリカン。

出会った時の衝撃は素晴らしかった。




何気にバリカン言うても
なかなかの歴史を持ってるもんですね。

歴代バリカンを見てみたいなんて方は
是非、bloom hair にお立ち寄り下さい。


無造作に展示しております。




ちなみに

ボーズにする際、
よく『5厘』や『1枚刈り』なんて長さの単位を聞きますが
アレは関東と関西の呼び方なんですね!

mm に直すと、こんな感じ。

【関東】
1厘刈り:0.5mm
5厘刈り:2mm
1分刈り:3mm
3分刈り:6mm
5分刈り:9mm

【関西】
1枚刈り:2mm
1枚半刈り:3mm
2枚刈り:5mm
3枚刈り:7mm

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Posted by SAM at 13:51│Comments(0)Hair Salon
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