bloom部屋

2012年12月27日


古くより､侍の国・日本には
『髪を切らんにゃ年を越せない！』
的な風習があります。

近年、その古き良き風習が
廃れてきた気がします。。。

僕が、この業界に入った時
(20年近く前の話ね)は
お客様に3時間～4時間待ちをして頂くのが当たり前(当時は今ほど予約制が無かった)とも言える時代でした。

皆様も子供の時、
「正月前じゃけぇ髪切っておいで!!」
なんて言われたコトがあるんじゃないでしょうか？

この古き良き風習を廃れさすコト無く
やはり、新年はバチッとキレイな頭で
迎えてみてはいかがでしょうか？
気持ちが良いですよ！




もっと昔､
僕の師匠が修行時代頃
(50年以上前の話)になると
『12月31日は髪を切らんにゃいけん！』
だったらしいです。

師匠に聞いた話ですと、
12月31日は24時間労働だったとか。。。


大晦日の朝、出勤し
グワァ～と丸一日働き尽くし、

年が明ける12時前後に
フワッと手が空き、蕎麦を啜る。

年が明ければ、まだ髪を切ってない､
お父さん達が
「じゃーワシ、髪切って来るけぇ
初詣に行く準備しとけよ！」
なんて家族に言って､散髪に来る。

締めくくりに夜中の3時～4時頃、
集金を終えた銀行マン
(当時は振り込みが無く、
銀行マンが直に集金する時代)が御来店。

片付けを終え、お店を出れば初日の出!!


師曰く、
「当時、
“一年で一番最後まで
働いているのは銀行員！”
と言われていたがアレは違う!!
一番最後まで働いていたのは、、、
散髪屋じゃ。」


昔の人達の馬力には只ただ、
頭が下がります。